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アイルランドといえばエンヤの音楽とギネスビールと妖精の棲む国。でも第一に感動したのは飛行機から見た深い緑の平原の美しさ。建物が何にもないんだもの。
<ダブリン>今回は豪華ホテルのツアーから離れホテルのみ割安なツアーを企画して募り約20名がグラフトンプラザホテルに宿泊。併設のパブがあって着いた日は週末で夜中の2時までドンチャン騒ぎ!さっそく個人旅行気分を満喫しに繰り出しふわっふわの泡がおいしいギネスビールで明日からの不安を吹き飛ばす・・・結局今回の旅行でパブらしいパブへ行ったのはこれ1回きりであった。それというのも・・・・
今回は初の試み「ハンドベル」の公演もあったので。事務所に届いた日にたまたま一番音の高いペルを鳴らしたらいい音が鳴って悦に入ったのが運の尽き。それからは腕の反動と戻しのタイミングでどうしても"カカーン"と2度なってしまう2度打ちに全員苦しむ日々が始まったのでした。出発前に皆の前で披露した時には大失敗し、おまけにパソコンの入力でいためた手首の関節が痛み出してテーピングしながらの旅行となり・・・なさけない(-_-;)
結局本番の昼まで観光そっちのけでホテルで練習。先生は恐いし手首は痛いしで、おまけに近代的なダンレアリーのマイケル教会では照明がオレンジ色で楽譜につけた同色のマーカーが消えててビックリ!というハプニングもあり・・・
おかげで今でもアイルランド公演の語り草です。
この日の演奏会はDeirdre Comerfordさんという有名なオルガニストの演奏とハンドベル・リコーダー・アンサンブルに日本の合唱曲という不思議な組み合わせで、オルガンが素晴らしくかなり助けられましたが、独自の編曲による日本の合唱曲「こきりこ」「荒城の月」「ずいずいずっころばし」や「トロイメライ」「モルダウ」などの演奏が観客には楽しかったらしくThe
IRISH TIMESという新聞にも取り上げられ好評でした。今では楽しい思い出です。ホント!(*^_^*)
今回のメインはもちろん初演の地ダブリンで歌うヘンデル「メサイア」。聖パトリック大聖堂はアイルランドで最大の教会で、床には「ガリバー旅行記」の作者ジョナサン・スウィフトと永遠の恋人ステラの墓があります。彼は18世紀にこの教会の司祭長を務め教会奥の執務室で執筆したそうな。もちろん日本人がダブリンでメサイアを歌うのは初めてで、こんな所で歌っちゃっていいのかしら?と目を疑う素晴らしさ。郡司先生の指揮は地元の合唱団が歌った事のない速いテンポで、その演奏は迫力とエネルギーに満ちかつロマンティックな素晴らしい「メサイア」でアーメンコーラスが終わると聖パトリック教会で初めて聴衆が立ち上がって大拍手をしてくれました。
アイルランドの忘れちゃいけない?大きな特徴は天気が10分毎に変わること。雲ひとつない青空があっというまにスコールに変わるのです。「ユリシーズ」の舞台になったジェイムス・ジョイス・タワーと博物館に行った時がまさにそのもの。晴れていたのにアイリッシュ海を望む円形の塔の上は大雨の嵐でした。
オコンネル通りやグラフトン通りは休みの日にはクラシックからアイリッシュ音楽、大道芸人まで様々なパフォーマンスが見られます。
ダブリン一番のおすすめは
アイルランド国立博物館 キルデア・ストリート(無料!)タラのブローチ、銀器などの細かい細工はこの国の文化の高さを物語っています。美術館・博物館などの見所が2ブロック程の間に凝縮されているのでアクセサリーのお店などをのぞきながら歩くだけで楽しいのです。
アイルランド国立美術館 ナショナルギャラリー(無料!)にはフェルメールのLady writing a letter,with ber Maid,c.1670があり、私はここで初めて本物のフェルメールをみて光と影の美しさに魅了されました。これが無料って日本で考えられます?
今回は2つのホテルを徒歩やタクシーで移動する事が多かったのですが、真ん中に横たわる公園付近でよく道に迷いました。そんな時通りかかったお母さんに道を聞くとどうなるか?こちらが恐縮しちゃう程自然な行為として私たちがわかる所まで地図を説明しながらゆーっくり一緒に歩いてくれちゃうのですねーそういう忘れていた優しさをダブリンでは数多くいただきました。
本番も終わり最終日はツアーに。ギネス・ビール工場でギネスをほろ酔い気分で味わい、トリニティ・カレッジで天井までの本棚が65m続くロングルームや豪華な装飾が施された9世紀初めの4つの福音書(マタイ伝、マルコ伝、ルカ伝、ヨハネ伝)の写本「ケルズの書」を見学。
午後はタラの丘へ。「風と共に去りぬ」でスカーレット・オハラがラストに言った「タラ」はアイルランド移民の父親が名づけた農園の名前ということになっているそうで、ここを意味しているのだそうですが、移民として世界各地に散ったアイルランド人にとって「タラに帰る」は深い望郷の意味があるのですね。360度の平原に羊やシカが放牧されていて何とも雄大な景色でアイルランドに来たら欠かせない場所のひとつです。
ニューグレンジは平原にポツンと建つ約5500年前の丸型の巨大古墳で20トンもの石は80Km離れた場所から運ばれたそう。古墳には墓に続く1本の通路があり、1年で最も日の短い冬至にのみ陽光が真っ直ぐ墓石に届くように設計されていてその様子を擬似体験できるようになっています(スゴイ!)。でも5000年前の事でどんな民族だったのかはわかっていないそうです。アイルランド古代史のロマンを満喫しました。
さて・・今回も思い出をたくさん抱えて帰ってきた私達に合唱団員の方々が"お帰りなさい"より先にまず口を揃えて"ハンドベルどうだった?"と尋ねた事はいうまでもありません・・・
≪今回のおみやげ≫
アランセーター:いわゆるフィッシャマンズセーターですね。東京で着るなら薄手のものを買うことをおすすめします。日本で見ると思いのほか厚いので。軽めのカーディガンなんかがおすすめ!
クラダリング:貴金属細工の歴史あるアイルランドでも一番有名なアクセサリーが17世紀から伝わる愛と伝説の指輪−クラダリングでしょう。王冠(誠実)、ハート(愛)、両手(友情)を意味しています。お店によってデザインがいろいろありバリエーションは豊富。私は出っ張りの少ない少しV字型になったものを持っています。本来金細工師が創ったものですが最も多く出回っているのはシルバー製。でもコーティングされているのかいつまでたっても色が黒ずまないので毎日のように付けてます。婚約指輪にも使われ王冠を指先の方に向けてつけると『特別な人がいます』手首の方だと『未婚』、または『恋人募集中』というメッセージになります。(でもあんまり日本では意味がないかしら・・・どこかにはめている人いませんかークラダリング!)
⇒念願のDOMコンサート−ザルツブルグの旅へ |
≪ダブリン≫
日本からの直行便はない。
最短で東京〜ロンドン約12時間
ロンドン〜ダブリン約1時間。
イギリスのホーリーヘッドからダンレアリー港まで船で約3時間15分なんて入り方もあります。
ダブリン市内の交通:
・ダブリンバス
0.80〜1.70ユーロ
・ダブリン・ランブラー(乗り放題)1日5.0ユーロ、3日間9.5ユーロ
・ダートDART(快速列車)
バス&レイル・ショートホップ
ダブリンバス、ダート、郊外電車に乗り放題チケット
1日7.7ユーロ
3日間15.0ユーロ
宿泊ホテル:朝食がgood!
THE GRAFTON plazaHOTEL
Johnsons Place,Dublin2,Ireland.
TEL:(01)4750888 Twin95〜105
(Grafton Street徒歩2分)
・聖パトリック大聖堂
(プロテスタント教会)
Patrick's Close,Dublin8
9:00-18:00(日-11:00&12:45-15:00&16:15-18:00)
11-2月は土9:00-17:00
日10:00-11:00&12:45-15:00
無休 4.0ユーロ 学生,3.0ユーロ
・ジェイムス・ジョイス・タワー
James Joyce Musuem
TEL:(01)2809265
10:00-13:00,14:00-17:00
日・祝14:00-18:00
休:11〜3月
6.0ユーロ 学生5.0ユーロ
・アイルランド国立博物館
Kildare St.,Dublin2
TEL:(01)6777444
10:00-17:00(日14:00-17:00)
休:月、グッドフライデイ、12/25 無料
・アイルランド国立美術館
The National Gallery of Ireland
TEL:(01)6615133
9:30(日・祝12:00)-17:30
休:月、グッドフライデイ、12/24〜26 無料
・トリニティ・カレッジ
9:30-17:00(6-9月は-16:30)
日12:00-16:30
休:クリスマスから10日間
7.0ユーロ 学生6.0ユーロ
・ニューグレンジ/タラの丘
Newgrange and Hill of Tara
行きにくい所なのでツアーで
バス・エーランが中央バスステーションから、ニューグレンジを回る1日ツアーを出しています。
4月(火・木)5-9月(毎日)
10-12月(木・土)
30.0ユーロ 学生28.0ユーロ
タラの丘は上記ツアーで夏期のみ曜日によっては寄ることがあるそうです。
シャムロック
3月17日セント・パトリック・デイには皆が緑のものを身につけ島中が緑色に染まります
おすすめ!★★★★★
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いいデザイン!種類も豊富
ケルティックデザインの
ボウディッカ
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ベトナム・ハノイ1
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南イタリア1
&ポンペイ2 |
簡単な旅の日程 |
<1996/08/23〜8/30>
@AF275パリ乗換でEI527でダヴリンへ
A〜Bダンレアリーの聖マイケル教会でオルガンフェティバル公演
C〜Dダブリン聖パトリック教会でヘンデル「メサイア」公演
Eタラの丘とニューグレンジへ観光
F〜GIT4415パリ乗換AF274で成田へ
旅行代金¥258,000
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≪アイルランドの歴史1≫
アイルランドにケルト人がやってきたのは紀元前200年頃。その前の時代巨石墳墓などを造った民族の事はほとんどわかっていない。5世紀に入り聖パトリック守護聖人の影響により急激にキリスト教化していく。タラのブローチ、アーダの聖杯などの数々の財宝は財政的に潤う当時の修道院の所有物である。その修道院をターゲットに略奪を行った8世紀末のヴァイキングも、イギリスを征服し12世紀初めにアイルランド内の覇権争いに介入したノルマン人も次第にアイルランドに同化していった。700年に及ぶイギリスによるアイルランド支配はこのイギリス王ヘンリー2世が1169年上陸した時から始まったとされている。 |
今回の共演者 |
なくても何とかなるけれど、英会話 「挨拶」編 |
≪ヘンデル「メサイア」2≫ |
指揮: 郡司 博
合唱共演:
タラ・コーラル・ソサエティ
ソプラノ:Franzia Whelan
アルト:Marian Finn
テノール::Frank Dunne
バス:Philip O'Reily
今回のコンサートの収益金はアイルランド癌協会に寄付されました。
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Hi ! ハイ ! やあ、 元気 ?
Hello ! こんにちは? 元気?(という意味にも使えます)
How are you doing ? お元気ですか?
(ちょっとくだけて)元気かい?
もうちょと親しい関係の友人であれば・・・
What's your age ? どう 元気?
(歳を聞いているわけではありません(^^♪)
What's the good word ? 何かいいことない?
(good word が、「いいこと」です)
Keeping busy ? あいかわらず忙しいの?
(バタバタしてたけど どうなの?)
What's going on ? どう、変わりない?
What's new ? 変わりない?
(何かいいこと、新しいこと なあーい?) |
この曲はヘンデル失意の数年間にアイルランド総督やダブリンのフィルハーモニー協会が手を差しのべ新作を委託したもので、初演は1742年4月13日アイルランド・ダブリンのフィッシャンブル街のニューミュージック・ホール(現存していない)。ヘンデルはこの曲を自らの指揮で56回演奏し、その収益は慈善事業に寄付したと伝えられています。
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