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<シュトゥットガルト>はバーデン・ヴェルテンブルク州の州都で、メルセデス・ベンツやポルシェでおなじみの経済都市というイメージがあるけれどファンタスティック街道の入り口にあたり、緑あふれる公園や庭園も多くて、バレエ団・交響楽団など芸術も盛んな街なんです。時は新緑の5月、ホテルの前には菜の花かと思うような黄色いマスタードの花が一面に咲いています。
一番のお勧めは建物もモダンなシュトゥットガルト州立美術館でピカソ、ルーベンス、レンブラント、ルノアール、ゴーギャン、マチス、ダリから現代ポップアートまで幅広くドイツ最大級といわれているほど。お昼は街でパンとハーブやハム、サーモン等が入ったペースト状のチーズ(絶品!)とソーセージを買ってシュロス公園で食べればもう言うことなし!
Sバーンに乗りホテルに向かうと、車窓には川沿いにサクラが!「満開で綺麗だねーでも行きに川なんてあったっけ??5分位で着くはずだったよねー」とそこで初めて乗り間違いに気づく。しかも行きと帰りで着くホームが違うなどかなり複雑ですので気をつけて。1日券を買うのはこういう時のため?4人用で回ればもっとお得!
<シュヴェービッシュ・ハル>はシュトゥットガルト近郊にありガイドブックにもあまり載ってないけれど塩の産地としての歴史は古くて、15世紀頃に建てられたザンクト・ミヒャエル教会はドイツで最も重要な記念碑的建築物の一つ。街並みもかわいくて市場をのぞくだけでも楽しめます。広場の隅には六角の星、いわゆる「ダヴィデの星」のマークがついていて、これはかつてこの場所でユダヤ人が迫害を受けたことを記憶にとどめるためにあるものだそう。逃げない強さがこの国にはあります。さすがに石造りの柱や床はシンシンと寒かったですが始終微笑みながら聴いてくれたおばあさんが印象的。ドイツ合唱団から滲み出る宗教心にも圧倒された演奏会でした。
終演後は、教会前の長い石の階段で、日本の歌を歌いましたが、かなりの人が立ち止まって熱心に聴いてくれました。特に「赤とんぼ」「もみじ」が喜ばれるみたい。メロディは違っても、童謡に流れる郷愁はどこも同じなんですね。
石畳を伝わって響く声って下からこう立ち昇るようでなんだか心に沁みます。天井に響くのとは全く違う感覚です。
次の日は、”世界一高い塔を持つゴシック教会”大聖堂のあるウルムで昼食をとり、「ドナウ、ドナウ」と日本語で尋ねながら何とかドナウ川を拝み、2回目の公演を行うバセナウへ。この辺りは黒い森とも呼ばれゲーテ,シラー,ヘルマン・ヘッセ等の詩人を生んだ森の民ドイツ人のルーツともいえるのですが、5月という時期もよかったのでしょう、本当に散歩しているだけで力が湧いてくるような深くてすがすがしい緑が多いのです。
<バセナウ>はボーデン湖に近いラーフェンスブルク近郊の街。ザンクト・ペーター・ウント・パウル巡礼者教会は、バロック時代の建物でバロック・オルガンも完全に当時のまま維持されているそう。立ち見の観客にも感動しましたが、演奏中にステンドグラスの窓から差込んだ一筋の夕日の美しさは宗教心のない私にも”全ての人に平等に降りそそぐ神の愛”を感じさせるに充分で、多分あの一瞬の感動は一生忘れないだろうな。
無事公演を終えた後は
<ザルツブルグ>を観光。ホーエンブルグ城のコンサートなどを鑑賞。
翌朝はヨーロッパ最大級の6000本のパイプオルガンがある後期ロマネスク様式の大聖堂DOMのミサに特別参加して2年後のDOM「モーツァルト:レクイエム」公演への参加を勝手に決め、
<ウィーン>では帰国する日に半日でハイリゲンシュタットにあるベートーヴェンの「遺書の家」(聴覚が戻らなくなってしまった事に絶望し弟に宛てて遺書を書いた家。)と永遠と続くブドウ畑を散策。
しかもその後モーツァルトがマリア・テレジアを前に演奏しマリー・アントワネットに求婚したシェーンブルン宮殿の美しい庭園を見るという強行を成し、ザッハートルテだけでは計れないウィーンの様々な表情にも触れたのでした。
てんこ盛りで大満足の旅なのに、実は一つ心残りが・・・
近くまで行きながらたどり着けなかったザルツカンマーグートの空に向かい心の中で叫んだ言葉。それは・・・
は・じ・め・の・いーーっぽ。。。
I'll be back〜!これが私のchorus-tourの始まり。
≪今回のおみやげ≫
・2人のアンナ 〜トルテ7年戦争〜
強烈な甘さをスポンジに挟まれたアンズのマーマレードが更に強調している有名なザッハートルテ。1930年代デーメルのしっかり者アンナちゃんが傾きかけたザッハーのアンナちゃんを助ける代わりにザッハートルテをつくることを了承させたのち、どちらが「正当な」ザッハートルテかで裁判が始まり10年後デーメルはマーマレードをスポンジの上に塗るオリジナルをつくることで決着したとか。でも名前がもう「ザッハートルテ」なのにねー。甘ーいせいか日持ちがするのでケルントナー通りのショップでは日本への郵送もできるそうですよ。おいしいウインナーコーヒーと忘れずに無糖のホイップクリームを添えて食べたいですね。(甘さを緩和するために(^_^;)
⇒メサイア初演の地−アイルランド、ダブリンの旅へ
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≪シュトゥットガルト≫
ICEでフランクフルトから1h20m、ミュンヘンから2h10m、空港からSバーンの2or3で27m
市内の交通:
Uバーン,Sバーン,市電,バス
切符は1.5ユーロ
・シュトゥットカード(14ユーロ)
3日間有効で市内交通と主な美術館・博物館の入場が無料、ネッカー川観光船は割引
・シュトゥットガルト
州立美術館
(0711)2124050
10:00-18:00(木〜21:00)
休:月 料:4.5ユーロ
宿泊ホテル:朝食が豪勢
MERCURE HOTEL 208室
Siemensstr.50,Stuttgart
/Korntal-Munchingen
TEL:(071)50130
市中心から13km
≪シュヴェービッシュ・ハル≫
ハイデルベルクから1hのハイルブロンからローカルで45h
バス1.2ユーロ
1日券3.5ユーロ
≪ウルム≫
IC、ICEでシュトゥットガルトから約1h。
ミュンヘンから1h20m
≪ザルツブルグ≫
・ホーエンザルツブルク城のコンサート(景色がよい)
4〜10月中旬と年末年始
29〜36ユーロ位
・大聖堂DOM
いつでも入れるが日曜日はミサ
≪ウィーン≫
・ベートーヴェン「遺書の家」
U4「ハイリゲンシュタット」駅から38Aバスで3つ目の停留所
1/1、5/1、12/25、月休
1.80ユーロ
・シェーンブルン宮殿
U4Hietzing下車
内部の見学
8:30〜17:00
(7・8月〜18:00)
11-3月は〜16:30です注意
ガイド無Grand Tour10.5ユーロ
・ザッハートルテの店
Sacher Confiserie
9:00〜翌1:00
ケルントナー通り
http://www.sacher.com/
・Demel
http://www.demel.at/
デーメル(原宿店)
海外支店第1号店。ザッハートルテの通販もしています。
ザッハーより甘さ控えめ!
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指揮:
ヴァルターヨハネス・ベック
合唱共演:
コレギウム・ヴォカーレ・シュヴェービッシュ・グミュント
1984年設立。アーレン地域の音楽好きアマチュア団員によって構成。1993年バーデン/ヴュルテンブルク・ドイツ音楽コンクールにおいて第2位を獲得 |
Guten Tag グーテン・ターク こんにちは
Guten Morgen グーテン・モルゲン おはようございます
Guten Abend グーテン・アーベント こんばんは
Auf Wiedersehen アウフ・ヴィーダーゼーン さようなら
Tschuess チュース じゃあまた またね!
Danke schoen ダンケ・シェーン ありがとう
Bitte schoen ビッテ・シェーン どういたしまして
Mein Name ist... マイン ナーメ イスト.....
私の名前は.....です。
Ich komme aus Japan. イッヒ コメ アウス ヤーパン
私は日本から来ました。 |
J.S.バッハと同じ1685年に生まれたヘンデルは42歳の時にイギリスに帰化していますが本来はドイツ人です。「メサイア」はダブリンで初演するために英語で作曲されましたが、ドイツ語の歌詞もあります。救世主(キリスト)の生涯のうち「救世主生誕の預言と降誕」「受難と贖罪、復活」「永遠の生命」を描いた音楽でチャールス・ジェネンズが聖句を選んで作詞したものです。
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