≪国内演奏旅行遠征編1≫会津若松で「つぶてソング」を歌う旅1
 東日本大震災以降6年に渡って東京で開催されている~音楽復興支援コンサート~ですが、今回初めて、被災地でもあり被災者の受け入れ先でもある福島・会津若松で開催されることになり・・・きっかけは昨年東京公演に出演した児童の親が、会津でもこの公演を開催したいと希望して企画されたとのこと。
それが蓋を開けてみたら大人と子どもの付き添いを含め約100人の大移動になっていて・・・
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便利情報('17/4) 車で4時間半走ったら3月終わりの雪景色! 観光情報(2017/4現在)
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≪会津若松のフリーパス≫
・ハイカラさん・あかべぇ専用1日フリー乗車券
大人500円
こども250円
ちなみに1回券が
大人210円
こども110円

おちょこパス

会津塗りおちょこと会津木綿パスケースが付いてくるお得な1日フリー乗車券!
おちょこパスは、おちょこが乗車券代わりになる、まちなか周遊バス(ハイカラさん、あかべぇ)1日フリー乗車券です!!降車時におちょこをご提示下さい。おちょこでお酒の試飲が出来たり、飲食店等での割引や特典が利用できる。ちなみに、2日目以降はおちょことパスケースを持っていくと500円で再度おちょこパスになるんですって。

会津ぐるっとカード
大人2,670円
こども1,340円
運行図は⇒こちら
利用エリア内のJR線・会津鉄道・会津バス・ハイカラさん・磐梯東都バスが2日間乗り放題となるほか、観光・宿泊施設や飲食店などの割引優待サービスが受けられます。


≪あいづっこ宣言≫
 どこへ行っても目に耳にする「あいづっこ宣言」とは会津若松市が21世紀を担う会津人の育成の為に青少年の心の育成の共通指針としてあげている以下の項目。

一 人をいたわります
二 ありがとう ごめんなさいを言います
三 がまんをします
四 卑怯なふるまいをしません
五 会津を誇り 年上を敬います
六 夢に向かってがんばります
やってはならぬ やらねばならぬ ならぬことはならぬものです


これは、「
什の掟」という会津藩における藩士の子弟を教育する組織の掟が元にあるそうです。詳しくはこのページの一番下に。
 東京から東北自動車道で郡山を経由して約4時間半、トンネルを超えたら猪苗代湖・・・と思ったら、なんと一面の雪景色!素晴らしい雪の磐梯山に感動しながら、猪苗代湖畔の清作茶屋でお蕎麦ランチを。「そば(うどん)もちセット」(1,080円)は冷たいお蕎麦と、つきたてかと思うようなやわらかいお餅にずんだと辛味大根と小豆が添えられていてお腹いっぱい。お蕎麦もとても美味しかったです。
 猪苗代湖にはまだ白鳥もいました。
 今回参加する子ども達は、ここから山側に少し入った場所にある
「磐梯青少年交流の家」に宿泊予定。今回は160名の高校生と一緒になったとの事。とても大きな施設なのですね。
≪会津柳津へ≫
 午後は会津若松から車で1時間ほどの
柳津(やないづ)へ。
只見川(ただみがわ)は深い緑色!そこに赤い大きな橋が架かる姿が美しい、只見線で有名な景観だけのことはあります。しかし冬の生活はさぞかし大変そう。つい数日前まで大雪が降っていたとのことでお墓参りは残念ながら断念しました。この辺りのお墓は、お寺ではなく、畑や田んぼの脇に一族のお墓が点在しているそうです。
 
柳津は水力発電でも戦前から首都圏を支えていたそうです。しかも只見川沿いには炭酸泉や硫黄泉など水質の違う温泉が点在しているそうで、その豊かな自然を利用して日本一の地熱発電所もあるのだそうです。そういえば雪ですっかり体も冷えているし、折角なので一番近くにある町営の温泉場に行くことに。 途中に通りがかった、福満虚空藏菩薩圓藏寺は「柳津の虚空蔵さま」と呼ばれ、突然崖の上に現れるたたずまいは一見の価値があります。
 町営の
つきみが丘町民センターの温泉施設は露天こそありませんが、只見川と橋を臨む絶好の立地で最高です。お湯はさっぱりしてますが、すごく効きそう。ナトリウム塩化物泉でちょっとしょっぱい(*^_^*)山の中なのに不思議です。冷えていた体の芯まで温まるお湯で極上の温泉タイムとなりました。なぜか湯冷めは一切なし!入浴料金はなんと300円!一日の運転の疲れも演奏会の疲れも一気に取れました。柳津に行ったらおすすめです!
⇒パンフより。桜が咲いたら綺麗でさぞかし。

 ここで地元情報が。虚空蔵さまの崖の下に粟(あわ)と栗(くり)の饅頭で有名な
小池菓子舗があるそうですが、残念ながら夜の練習が控えているのでここで時間切れ。高速に乗ったら30分で会津若松まで戻れました。

 今日の練習場所は会津若松駅から車で10分程の距離にある、
会津若松市役所教育委員会 生涯学習総合センター・會津稽古堂の研修室。これが図書館から多目的ホールまである立派な施設で、建物もモノトーンに赤い柱がアクセントになっていてモダン。駐車場も100台完備で利用者は2時間無料!ちょっといいなあ。東京組はまだ着いてないので、3人だけでしたが、終始なごやかな練習風景で、指導者の方と丁寧に練習を積み重ねてきたのが分かり、福島での演奏に対する気負いは、いい意味で取れて、皆と一緒に歌うのが楽しみになってきました。
 18:00~20:00という東京とは違う練習時間の理由は練習後に駐車場の出待ちの長さで判明!駅から遠く殆どの方が車で来ているので、「あっそれで2時間かー」と納得(^_^;)。東京公演に来てくださった方も数多くいるようで、皆さんとお話しも出来て良かったです。「えーっ!
柳津まで行ったのに粟饅頭食べなかったんですか?それはもったいない・・・」と言われ、えっ!そんなに?(*^_^*)気になる・・・
 さて、気がつけばお昼から何も食べてなかったので、合唱団の人におすすめを聞いてみましたが、夜の8時過ぎには居酒屋さんしか開いていないとの事。では今夜は行きに目ざとく見つけた会津若松駅近くの
「喜多方ラーメン来夢」へ。喜多方正油チャーシューメンと餃子を注文。皆でスープを一口飲んで「おーいーしーい!!」チャーシューはとろとろ、味玉は半熟♪麺の太さとスープもしっかり濃い目の喜多方で、餃子と共に美味しくいただきました。春限定のキャベツいっぱい塩ラーメンもごま油の風味が香ばしくてとても美味しかったです。

≪白虎隊十九士が眠る飯盛山へ≫
 翌日は飯盛山からスタート。会津若山駅から真っすぐのはずが道を1本間違えたら、左手に以前演奏会で校歌を歌った
「大熊中学校」の文字を見かけたような・・・。後で調べたら飯盛山近くの会津短大隣接地の仮設校舎に、福島県双葉郡大熊町立大熊中学校-会津若松分校として再開されたとのこと。確か町役場も会津にあると聞いていたけど、ここだったのですね。偶然の出会いでした。
 さて、
飯盛山には白虎隊十九士の墓があり、鶴ヶ城落城と判断して、自刃した悲しい場所でもありますが、”武士道の精華に捧ぐ”とイタリアから贈られた記念碑が、4年前に訪れたポンペイから発掘された古代ローマ宮殿の円柱だったり!(宮殿の柱ってポンペイには完全な形のものは殆どなかったような・・・これって国宝級じゃないのかな?しかもそれを日本まで運んできた!)なぜかドイツの記念碑もあり、なにやら日独伊三国同盟を思わせて複雑な気持ちに。他には戦死、自刃した約200名!もの婦女子の霊を慰める石碑「会津藩殉難烈婦碑」等があり、いつの世も戦いの傷には心が痛みます。
白虎隊の少年が鶴ヶ城の方向を眺めている像があるのですが、その方向に見える鶴ヶ城は距離にして2km先で、NHKの電波塔?の真後ろに目を凝らさないと気がつかない程に小さい・・・もちろん景色は変わっているとはいえ距離は変わらないのに、彼にはその時落城したと思う何が見えたのかしら、と小さな疑問が。
 飯盛山の一角には「さざえ堂」というお堂があって、入ってみたらこれがちょっと面白かった。独特な2重螺旋構造の回廊は同じところを通ることなく堂内を一周でき、入場に400円って結構高いなーと思いましたが、スロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるという大変合理的でありがたいお堂でした。(*^_^*)
目の錯覚か空中に浮いているような異次元空間が体感できます。人が立って写真を撮ると面白い!江戸時代にどうやって思いついてどうやって建てたのかが不思議。

≪福島県立博物館 震災遺産展~6本の年輪~≫
 皆を会場に送るまで少し時間があったので、会津のスタッフの方から、皆さんに是非観て頂きたいと言われていた、風雅堂(コンサートホール)のすぐそばにある
福島県立博物館の特別展(入場無料)へ。時間がなくて行けない人が多かったのが残念ですが。
 展示されていたのは、
東日本大震災の、主に津波で流された橋の欄干や救助に向かっていたパトカーのドア、ありえない角度にひしゃげた標識、急ごしらえの対策本部の黒板に記された被害状況の走り書き、結局配達されなかった3月12日の新聞の束など。よく保管されていたなと思うあの日止まったままの時間を示す数々の物たちに、この6年間の、そしてこれからも次第に増していくだろう年輪の重さを感じずにはいられない。ずれた活断層の断面には大昔の地表のずれもはっきりと残っていて、自然の余りの威力と多大な犠牲に声も出ない。この教訓を次世代に伝えるにはそのスパンは果てしなく遠く、いま生きている私たちの記憶も生命も余りにもはかなくて途方に暮れる想い・・・我に返りこれだけは撮って帰ろうと思ったのは、今も畑に小学校に積み上げられているであろう放射能除染廃棄物の黒い袋(フレコンバッグ)。その思った以上に大きくそして、やわな・・・。確かに数年で劣化して破けそう!

 これは、観光がてらにただ福島の人たちと歌いに来ただけじゃ全然駄目だな、自分なりに微力でも何かを伝えようとしないと。と、気を引き締めた時間でした。

≪七日町をそぞろ歩く≫
 皆さんを会場に送り届け、大人の練習まで車で七日町(なぬかまち)近辺を散策することに。ところが、一方通行が多くてどこにいるか分からなくなり・・・ふと目の前に
「満田屋」の看板が。そういえば、会津に行ったら是非味わってと言われてたんだった。なんだか吹雪いて来たしここでお昼に。囲炉裏で焼く味噌田楽のお店で1種類づつ焼きたてをお皿に乗せてくれます。6種類7本で1,300円の田楽セットを頼んでみました。素材によって4種類の味噌を使い分けていて味噌田楽ちょっとあなどれない。全部美味しいですが、特におもちと脂ののった身欠にしん、豆腐生揚げは絶品です!この日の夜の郷土料理といい、素朴ながら会津の食ってなんだか奥が深いです。
 以前、漆塗りの朱色に魅せられて買った「森の実」という名のネックレスが会津塗だったことを出発前に知って寄りたかったお店が
「坂本コレクション」。ここに行けることになろうとは。吹雪いているせいかお客様もいないのでお茶まで出して頂いてゆっくり見て回りました。15もの工程を経て作り出される伝統工芸品を日常的に身に付ける楽しさ!

≪さてオケ合わせ≫
 夕方からは、公演が行われる
會津風雅堂のステージでオケ合わせが行われました。鶴ヶ城からほど近く、隣は福島県立博物館という観光の中心地に建つ座席数1700程のコンサート会場です。会津合唱団の事務局は10名体制!
 福島県は
合唱王国と言われていて、特に中高の合唱のレベルが高いのは有名だそうで、合唱コンクールでも福島のトップは大体全国のトップになるそうですが、今回の演奏会も前半は中・高生の合唱が聴けるそうで楽しみ。オケ合わせも滞りなく行われました。
 さあ、明日は演奏会本番です。夜は、元松長小学校の顧問だった湯田先生が予約してくださった行きつけの
居酒屋「籠太」さんにご一緒させて頂き、会津郷土料理を堪能しました。詳しくは↓
なんという幸せ(*^_^*)


でも長くなるので会津若松の旅2へ

≪ホテル≫
ワシントンホテル会津若松
⇒朝食は会津郷土食も食べられるヴァイキング形式。シングルの部屋は広くはありませんが、195×122cmのセミダブルベッドで結構快適でした。英国王室御用達の「スランバーランド」製ベッド(デュベスタイル)を全室に導入!


国立磐梯青少年交流の家
〒969-3103 福島県耶麻郡猪苗代町五輪原7136−1


清作茶屋
8:30~17:00
[12月~3月] 9:00~16:00
ランチ営業、日曜営業
猪苗代湖・野口英世記念館そば

庄助セット(そば)
1,080円


つきみが丘町民センター
⇒宿泊もできる温泉施設
〒969-7201 福島県河沼郡柳津町字諏訪町甲61-2
電話:0241-42-2302


小池菓子舗 (年中無休)
〒969-7201 福島県河沼郡柳津町柳津字岩坂町甲206番地
電話:0120-090976
福満虚空藏尊のすぐ下



会津若松市役所教育委員会 生涯学習総合センター
會津稽古堂

⇒美術工芸・キッチン・音楽・ダンススタジオなども。
〒965-0871 会津若松市栄町3番50号宿
電話:0242-22-4700




喜多方ラーメン来夢
電話:0242-93-6277
11:00~24:00(ラストオーダー23:45)年中無休

⇒会津若松駅から車で5分弱かな。お取り寄せも可能♪


飯盛山
福島県会津若松市一箕町飯盛山
会津若松駅前の道を直進。
駅から「はいからバス」等の循環バス等の
飯盛山行きのバスも出ている。拝観自由/入場料無料(記念館・史学館は入場料有り)






正宗寺 さざえ堂
〒965-0003
福島県会津若松市一箕町八幡弁天下1404
08:15 〜 日没 (4月〜12月)
09:00 〜 16 : 00(1月〜3月)
大人400円、高校生300円、小中学生200円 無休

飯盛山にある六角三層のお堂。1796(寛政8)年に建立された、参拝者がすれ違うことなくお参りできる。世界にも珍しい建築様式で平成7年に
国重要文化財に指定された。正宗寺は現在は存在しない。






福島県立博物館
〒965-0807 福島県会津若松市城東町1-25
TEL:0242(28)6000

時間:9:30~17:00 (※最終入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
常設展:一般・大学生\270/
20名様以上の団体\210/
小・中学生、高校生 無料









満田屋(みつたや)

福島県会津若松市大町1-1-25
TEL:0242-27-1345
10:00~17:00
[田楽部] 10:00~ランチ営業、日曜営業
定休日:第1・3水曜日(8・12月は無休)
<味噌田楽セット1,300円>1.こんにゃく2本(柚子味噌と甘味噌)2.豆腐生揚げ(山椒味噌)3.一揆もち(甘味噌)4.里芋(甘味噌)5.しんごろう(ご飯を粗くつぶしにしたものエゴマの10年味噌で)6.身欠にしん(山椒味噌)


坂本コレクション(坂本乙造商店)⇒会津塗のアクセサリーやバック・ファブリックのお店
福島県会津若松市大町1丁目4-51
TEL:0242-25-4111


お菓子の蔵 太郎庵

〒965-0024 福島県会津若松市白虎町180-1
TEL.0242-32-2877
営業時間/9:00 ~ 19:00
定休日/年中無休(元日お休み)

居酒屋「籠太」
福島県会津若松市栄町8-49
TEL: 0242-32-5380
営業時間:17:00~23:00
定休日 : 日曜のみ不定期
(電話でご確認下さい)
その他の旅行も見る!
 シュトゥットガルト
 ダブリン
 ザルツブルグ
 イスラエル1
 ケルン
 &マーストリヒト
 ボン
 &アイルランド1
 ベルリン
 ソウル2002
 オスロ(ノルウェイ)

 マーストリヒト1
 &アムステルダム2

 ソウル2004
 ソウル2005
 ウィーン1
 &ザルツブルグ2
 ベトナム・ハノイ1
 &ハノイ2
 南イタリア1
 &ポンペイ2
 会津若松1

簡単な旅の日程
≪会津公演≫
2017/03/25 13:30~會津風雅堂(会津若松)
〒965-0807 福島県会津若松市城東町12-1
TEL:0242-27-0900
FAX:0242-29-8329
<曲名>
・あらしのよるに
・つぶてソング
・ヴィヴァルディ『四季』より第1楽章:春

・C.P.Eバッハ『フルート協奏曲』ニ短調より
公演内容
観客アンケート
(NPO法人おんがくの共同作業場HPより)
≪今回のお土産≫
お菓子の蔵 太郎庵の「会津の天神さま」は、地元の定番お土産だそうで、選びきれないほどの種類で見ているだけでも楽しい。かりんとう饅頭も美味しかったです。
 もう一つお土産にはなりませんが楽しかったのは、「ラーメンプリン!
凄い色のスープは紅茶ゼリー、麺はモンブラン、ねぎはピスタチオ、なると、チャーシューはチョコレート!下の層は底にちゃんとカラメルも入っている美味しいプリンです。15時以降の販売ですが、ゼリーがとけてしまうので持ち帰っても2時間しかもたないとのこと。お店内で食べても容器も洗ってくれるので持ち帰りが出来ます。結構なボリュームです(^^)/
≪居酒屋さん「籠太(かごた)」で会津郷土料理!≫ 什(じゅう)の掟!
 会津は山に囲まれているので、海のもの、山のものを保存して美味しく食す文化が発展したようで、どれも素朴で滋味あふれ、自然の味を生かしたやさしい味付け。週末は予約しないと入れないらしい、門をくぐったら敷石という居酒屋とは思えないたたずまい(元は料亭だったらしい)の居酒屋「籠太」で、奥深い会津の郷土料理を堪能させていただきました。感謝<m(__)m>

★蹴飛ばし(馬刺し)・・・熊本、長野、山梨、と並んで新鮮な馬肉が食べられる会津。馬刺しってこんなにおいしかったっけ?まるでフグ刺しのように並べられた!馬刺しにニンニク味噌を醤油にとかしたたれが合う!もうお箸がとまりません!
★にしんの山椒漬け・・・あのカッチカチの身欠きニシンをどうやったらこんなにきれいにもどせるのでしょうか。ここのは、まるで生のように光ってます。技ですねー。山椒がさりげなーくアクセントに。
★にら饅頭・・・エビも入っているのに「ザ・にら!」行った人は是非食べてほしい。にらが主役のこれ、本当に美味しいです。
★かど焼き・・・生鰊(ニシン)を米糠に漬け込んで熟成させ炭火で焼きあげたもの。もしかして3月~5月限定なのかな?春が訪れた頃に食べられる郷土料理だそうですが、思わずうなっちゃうほど美味です。今回のお料理の中でも一番のお気に入りかも。漬け込み方が絶妙で、決して塩気ではなくて、新鮮で脂がのっているニシンのしっとりとした身に、じんわりと万遍なく米糠のいい味がしみ込んでいるような不思議な感じ。ニシンって偉大、と思わせるのは伝統の技なのかも。(#^.^#)
 他にも、
厚揚げ田楽(厚揚げが美味しいから~)、地鶏のねぎまと多分ぼんじりの焼き鳥(太い葱がまた!)、かにめしおにぎり(あっかに!ってつい言ってしまう程)、籠太カレー(キーマ)グリーンカレー(なぜ?でも本格的)あー書ききれない(*^_^*)またいつか来たいと思わせるお店でした。
 もちろん私は飲みませんでしたが、この日の日本酒のおすすめは宮泉銘醸の
「写楽」でした。お土産にしようと思いましたが見つからなかったので聞いたところ、卸し先が決まっていてなかなか巡り合えないのだそうです。でも東山温泉の御宿東鳳さんには置いてありました。(さすが!)とてもフルーティで香りがよく美味しい日本酒でした。実は会津宮泉酒造は鶴ヶ城のすぐ近くにありますが蔵に行っても「写楽」はないそうです!

 さて、最後にひとつ。会津の居酒屋巡りは車で行くと駐車場がいっぱいで探すのが大変です!停めるまでに30分ほど街をながしました。
会津藩士の男の子供たちは、地区ごとに「什(じゅう)」というグループが定められており、6歳から9歳まではこの「什」に属します。

一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
三、虚言をいふ事はなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

これに「ならぬことはならぬものです」を付け加えたものが「什の掟」でした。

「ならぬことはならぬもの」(この条文は堅く守るべきものであるという意味)という理屈ではない強い教えこそが、「会津武士」の気質であり、私欲で道理を曲げない人間を形成したと言われています。
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