写真南イタリア・プーリア州&ローマ&ポンペイとナポリの旅 1
 もしかして前世はイタリア人だったかも・・・と豪語していたイタリアン大好きな私には、2000年のイスラエル旅行の際にローマに寄って以来の待望の旅。ブーツのかかとの上あたり?にある南イタリアのプーリア州ビトントでの音楽祭「アミフェスト」に参加して中世の雰囲気たっぷりの2つの教会でモーツァルト『レクイエム』を歌う旅。ところがイタリア人の胃袋に、ついに前言撤回ごめんなさいの旅に!
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便利情報('14/6) 陸の孤島?ビトントのホテル! 観光情報(2014/6現在)
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イタリア
〈2014~2015年版〉地球の歩き方

(税込\1836)
 ローマを経由して南イタリアのバーリに到着し、真夜中にホテルへ。翌日起きたらホテルの周りは一面のオリーブ畑でびっくり!どおりでバスから何にも見えなかったはず。さっそくオリジナルのオリーブオイル(最後にビトント市からのお土産に頂いた!)で朝食の食卓につく。さすがにフレッシュ!美味しい!!午前中の市庁舎での歓迎レセプションの後、ビトントの観光ツアーに。今回の音楽祭は、ビトント市の主催なので、とにかく日本人が安全に旅行できるようにとの配慮から、食事もチケット制で観光も移動も全員一緒に行動と事前に知らされてはあったのですが、なるほどホテルがこれでは街への移動もタクシー以外は無理。

ビトントの街はまるで中世の街並みでとても素敵なのですが、午後1時から夕方まで見事にお店が閉まってしまい、結局最後まで街でのショッピングは出来ずじまい((+_+)) 
 ビトント市の見どころは、中世の名残を残した台形の旧市街です。中心を流れる川岸にポルタ・バレザーナという、聖母マリアの像と時計が目印の門と、トッリオーネと呼ばれる、昔兵士が街を守るために使用していた円形の塔があり、そこが博物館みたいになっています。門をくぐるとカタローニャ風ゴチック様式の館や、カテドラル、1400年代に建てられた聖レオ修道院、ロマネスク様式の聖フランチェスコ教会などがあり、タイムスリップ感満載のなかなかのたたずまいです。
↓初日のホテルでのイターリアン!お肉の量がスゴイ!



 食事は大会で優勝した!イタリア一のピザ屋さんがあったりとなかなか侮れないラインナップで、しかもほとんどフルコースで出てくるので物価もそこそこ高いようですが、そこは市の主催なので補助もあるらしく、なにより指揮者のクレメンテさんが厳選したお店のお料理はどれも美味なので、朝食後は観光出発までゆったり庭を散策したりと優雅な演奏旅行を楽しませて頂きました。

<夜のアルベロベッロ>
 南イタリアには世界遺産が多く、練習の合間にバスで観光に連れて行ってくださったのですが、どうしてもリハ終了後の出発になるので、
世界遺産<アルベロベット>に着いた時には既に夕方。小雨も降る中、約1時のお散歩。石畳が雨で光り風情がありますが、なにせ夜ゆえ写真を撮っても景色がよく見えない(*^。^*)!なので完全に日が落ち、ライトアップされた世界遺産をどうぞ!


<アドレア海に面したジョヴィナッツォ事件!>
 ある日は、リハ等の関係でもう一つの世界遺産に行くのが時間的に難しいことが判明し、予定になかったビトントから最も近い
港町ジョヴィナッツォにやってきました。演奏旅行が目的だけに仕方がないとはいえ、やっぱりそりゃ世界遺産は楽しみにしていただけに正直複雑な心境でしたが、アドレア海の景色が素晴らしく、街並みもとても気に入りました。(後から聞いたら最初はここがホテルの候補地だったとか。それもいいなぁ〜。)予定変更で偶然訪れた人口2万500人の小さなこの街でイタリアらしい、笑っちゃう事件が!

 
中世の街並みそのままの細い路地がいくつも入り組んでいて、たどりついた先には真っ青な空に白く浮かび上がるバラ窓の教会!そのたたずまいを大事にしながら、現代の人々が静かに暮らしている美しい街並みに、つい興奮してはしゃぎ過ぎたらしい。
アドレア海を眺めていた頃、パトカーが来て、降りてきた大柄の男女の警察官が責任者はどこだ?という話に。
 どうやら見慣れない人たちが街中で大騒ぎをしていると通報があったらしい((+_+))。
どよめきながらも時間を無駄に出来ない私達はコーディネーターに事の収拾をお任せして、アドレア海を写真におさめていると、担当の木の実さんが皆を集めてこう言った。



「えー、あのですね。日本人が50人もというか、そもそも日本人がこの街に来るのは初めてのことらしく、音楽祭の為に来たという話をしたら、新聞社が是非取材をしたいということなんです。」 
・・・へっ?怒られたんじゃないの?
更に広場で集合写真を撮っていると、
「目の前に市庁舎があるんですけど、副市長が皆さんに隣の店で
ジェラードをご馳走したいと言っています」 
はっ?でもラッキー!イタリアへ来て初めてのジェラードだ!!50人分をおごりだなんて、さすがイタリア気持ちが大きいねーと美味しく頂き、夜の練習のためにホテルに帰るバスに乗りこんだけど、いつまでも出発しないし、なんか様子が変?と思ったら、

「えーあのですね。いざ支払いの時になったら彼がいなくなっていて、どうやらお金を払わずに副市長さんはすでに市庁舎に戻ったそうで・・・」 うっそーの声と共に一同大爆笑!
ぷぷっ!イタリアだなぁ〜。
結局この日のジェラードは
指揮者のヴィート・クレメンテ氏が払ったと後で聞かされた、可哀そうに・・・。
私達はすごく楽しかったけど(*^。^*) →

≪クレメンテ指揮モツレクはまるでオペラでした!≫
 今回の演奏会はバーリ州の2つの大きな教会で地元のケーブルテレビのカメラも入り後日放映されたそう。来日することも多いクレメンテさんの合唱指導を日本で受けての参加でしたが、テンポも曲作りもまるでオペラの演出を受けてる様な指導が入り、劇的なモツレクとなったのでした。それはそれで、新鮮というかイタリアならではという感じで「本当に思い切ってその通り歌っちゃうけどいいの?本当に?」と海外公演の醍醐味で結構面白かったのですけれどね。
 イタリアの合唱団の第一印象は何といっても美男美女!そしてやはりオペラチックな
『レクイエム』に何の迷いもなかった。
そして本当〜にあらゆる意味で笑っちゃうくらいアバウトだった!
モンフェッタでは20:00に開演のはずが、その時間にはまだ舞台裏ではスタッフがオーケストラへの支払いをしていて、合唱団員もお客様も祭壇の前で立っておしゃべりしている状態でちょっとビックリ!逆に私たちがどう対処してよいのかわからず焦って舞台裏でウロウロしてしまいました。
 結局開演は30分後になんとな〜く始まりました。その自由な感じ、お国柄としては決してきらいじゃないのですけれど。
 最後に日本の団長の紹介と日本の歌を全員で歌い、イタリア公演の夜は更けていきました。・・・と思ったらそこから本日のイタリアン・ディナーが(*^_^*)

 時間は午後11時!ここでついに、やっぱりイタリア人にはなれないーと脱帽状態に。今となっては楽しい思い出です。

⇒長くなるのでイタリア・ポンペイ&ナポリの旅2


≪プーリア州 ビトント≫
宿泊ホテル:

Park hotel Elizabeth
S.P.89 Mariotto-Mellitto-km,11,300
70032 Mariotto/Bitonto(Ba)
www.parkhotelelizabeth.it
Tel.+39 080 3756983
Fax +39 080 3756989


<ホテルのスパ施設!>
2回目の演奏会の午前中に時間があったので、仲間5人と20分づつエステを受けましたが最高!ジャグジーなども完備されていてオンシーズンにはにぎわうそう。

≪ある日のイタリアン!≫

テーブル毎に取り分ける
       ↓

生ハムも美味しい!
       ↓

この辺までが前菜かな?
       ↓

ブルスケッタ!
       ↓

分けて食べるの楽しい!
       ↓

ズッキーニもよく使うらしい
       ↓

あれ?もう、ちょっと・・・
       ↓

そして・・・最後に必ずパスタが!恐るべし・・・そしてこれに昼でも夜でも必ずワイン!!






ジェラード

ジェラードやさんと市庁舎



→ しかも2回目の公演地モンフェッタでも、時間に正確でオケあわせのかなり前に現地入りした日本人と、開演時間でさえアバウトな!イタリア人の時間調整の為に、クレメンテ氏は再び日本の合唱団員全員にジェラードをおごるはめになり・・・(#^.^#)

ビトント大聖堂


モンフェッタ大聖堂
  

日本の団長と指揮者
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旅行日程
2012年11月18日(日)〜28日(火)
11/18日 バーリ・パレーゼ空港に到着後「パーク・ホテル・エリザベス」へ移動
11/19月 市庁舎での市長歓迎レセプション -ビトントで昼食-16:15 ビトントツアー(徒歩)-ビトントで夕食
11/20火 合唱練習/ピアノ伴奏(ビトント、トラエッタ歌劇場)-ビトントで昼食-15:00バスでアルべロ・べッロ観光
11/21水 ジョヴィナッツォ観光-夕刻もどりホテルで休憩 19:00 - 23:30 合唱練習/オケ合わせ(ビトント、大聖堂)-夕食
11/22木 バーリ観光、昼食-17:00 レクイエムGP 20:15 開演(ビトント、大聖堂) -夕食
11/23金 午前中・自由-ビトントで昼食−14:00 専用バスでモンフェッタへ-18:30 モーツアルト「レクイエム」音響の為のプローヴァ 18:30 モッルフェッタ大聖堂 (GP:音響確認) 20:00 開演(モルフェッタ大聖堂) -モルフェッタで夕食
11/24土 バーリからローマへ
11/25日
ローマで1日フリー(ポンペイ&ナポリ1日ツアー)
11/26月 帰路へ

≪アミフェスト(アプリア・ミュージック・インターナショナル・フェスティバル)とは?≫
 文化と音楽においての関係を、新しい視点で再構し、特に、日本とプーリア州を一つにするものです。「アミフェスト」の様々なイヴェント、コンサートのプログラムの中には、日本伝統芸術である日本舞踊公演もあり、特にマスタークラスにおいては「アミフェスト」の文化事業と、強い協力関係を持つ「トラエッタ・オペラ・フェスティバル」が、ビトントで始まり、今年で第8回を迎えました。ビトントが生まれ故郷であり、オペラの改革者として、モーツァルトに影響を与えたと思われる、トンマーゾ・トラエッタの国際的祭典です。
 演奏家が、日伊交流をすることにより、今年日本で演奏された、私たちプーリア州の著名な音楽家、トラエッタやログローシノ、サッロやヴィンチが日本において認められました。

 この
第1回「アミフェスト」の開催にあたって、ジャパン・アプリア・フェスティバル-東京、プーリア州、バーリ県、ビトント市、モルフェッタ市、カ―ザマッシマのLUM大学、モルフェッタのヴィンチェンツォ・マリア・ヴァレンテ財団が協力をしています。
ビトントの街 公演内容 公演チラシ
ビトントはバーリの北に位置する人口6万人の市で、オリーブで有名な町です。広大なオリーブ園で囲まれており、オリーブオイルなどの生産は、18世紀にはすでに名高く、その後20世紀まで、常に改良されてきました。そして、現在もなお、市の重要な財源となっています。1734年5月26日に市は、後に独立国である「ナポリ王国」誕生となる、オーストリアとブルボン(ボルボン)家との歴史的戦いの場となりました。歴史地区には、ロマネスク様式の大聖堂を始め、多くの教会が存在し、ルネッサンス建築様式として貴重な「シロス・ヴルパーノ邸」、イタリア南部で司教区博物館として重要な「プーリア・ナツィオナーレ・ギャラリー」となっている「シロス・カロ邸」などがあります。
2012年11月22日(木) 
 ビトント、ビトント大聖堂 開演20:15
2012年11月23日(金) 
 
モルフェッタ、モルフェッタ大聖堂 開演20:00

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲「レクイエム」

ソプラノ:ルイゼッラ・デ・ピエトロ
メッツォ・ソプラノ:アントニエッラ・コライアンニ
テノール:未定
バス:アレッサンドロ・アレーナ

東京オラトリオソサイアティ/合唱指導:郡司 博
ビトント市オペラ合唱団/合唱指導:ジュゼッペ・マイオラーノ
デ・フィーディオ合唱団
  /合唱指導:アントーニオ・アレッサンドロ・フォルツナート
アテネ―オ・バレーセ「ハルモニア」合唱団
  /合唱指導:セルジョ・レッラ
トンマーゾ・トラエッタ・インターナショナル管弦楽団
  /指揮:ヴィート・クレメンテ


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