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ウッドハウス・コレクション
≪よしきた、ジーヴス≫ おすすめ！★★★★★
Ｐ･Ｇ･ウッドハウス／著 森村たまき／訳 国書刊行会￥2310（税込）
 思わず"アハハ"笑いがこみ上げること十数回、"プフッ"と吹き出すこと数え切れず･･･イギリスのユーモア小説って面白〜い！
若旦那バーティーがよくぞここまでと感心するほどドツボにはまり込んでいくのを、最後に召使ジーヴスが解決する長編なんですが、やり取りのスピード感とかみ合わない会話の絶妙な間が最高で上質なコメディを見ているみたい。おこる出来事のバカバカしさもラスト16頁の人間心理をついた解決を際立たせていて見事な名コンビです！
マヌケだけど、聖書を引用するなど結構知的な語り部バーティーの愛すべき人間性がラストの一言に表れていて、ジーヴスの毒性を緩和しながら、なかなか素敵な読後感をかもし出してます。
バカバカしさを愛せる感性の持ち主には特におすすめ。
最近日本に進出してきた検索サイト｢Ask Jeeves｣は｢困ったら（この）ジーヴスに聞け｣という意味なんですって。イギリスでは、＜シャーロック・ホームズとワトスン博士のコンビ＞と同様人気があるらしいですよ。訳者は、合唱団員の森村たまきさん。
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ことばがわからなくても、いつもそばにいてくれるとうれしい･･･
≪あかいことりとライオン≫
エリサ・クヴェン絵と文／たがきょうこ訳 おすすめ！★★★★★
自慢のいとこ、たがきょうこさんの絵本の中でも一番のお気に入りは、「あかいことりとライオン」。
水彩、カラーインク、色鉛筆、パステルから始まって、毛糸や新聞、雑誌、布、刺繍など多様な素材をコラージュ手法で表現した明るい絵はついさわってみたくなる質感で見ているだけで優しい気持ちにしてくれます。こどもに読ませるだけじゃもったいない？！
ライオンのしっぽの色が変わる不思議のわけは････？（5歳〜）
→絵本の中身をチョット見てみる
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次に読みたい本！
比類なきジーヴス
（国書刊行会￥2100）
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